2009/01/22 (Thu) 11:38:26 オプションの威力

昨日は、就任式の後で、しかもオプションの確定日とあってポンド以外はベタ凪の状態。



いくら見物しかしてないオレと言えども、あんまり動きがないとする事もなく、新聞読んだり本屋にチャンリコで出かけたりとヒマしてたわけですが、日本時間の０時を過ぎた直後にドカンときましたわなぁ。


１月２１日のＮＹカットに大量のドル円のオプションがあって、それがどうも９０円らしい。
こういう噂が前からあったのは知ってたけど、まさかこれほどまでとは・・・・


日本時間の０時を過ぎると同時にドッカン、ドッカンと下がる下がる・・

まあ、今まで無理してドル高にしてた反動、オバマ就任期待のドル買いと材料の出尽くしによる反対売買。
それが一気に出たわけですな。

でも、それにしてオプションストライクの凄さを目の当たりにしましたな。

しょせんオプション、されどオプション。

今年は激動の１年だろうと思ってたけど、昨日の動きはまさしくそれを象徴するんじゃないかなと。
そんな時に参加してなかった事をいつもなら悔やんだりするもんだけど、昨日見物してて思ったのは、今年はこれくらいの激しい動きは何度もこの先にあるんだろうなと。
焦らなくてもいくらでもチャンスはあるなと思えた事が収穫でしたな。

ポジション病、治りそうな気がします・・・・




さて、ところで昨日のお題に書いたポンドルの１．３２ですが。

日足で長い下ヒゲが出て十字クロスのローソク足にはなってるものの、安値が１．３６１８（ＭＴ４で）

オレ的にはもうちょい先に１．３２は実現するかなと思ってたんだけど、２月どころか下手したら１月中に達成しちゃうかもね。

そうなると、ドル円だけが高値で踏ん張ってるわけもないだろうから、こっちも８０円台の前半として、ポン円に関して言えば１１０円を切ってる計算になる。
ポン円の１００円切りって話もあながちシャレとは言えなくなる。

まあ、大英帝国に関して言えば、金融業でやっていくと、製造業や実業と決別したわけだから、世界的な金融危機になるとこれはもうどうしようもなくなりますわな。
北海油田だけでメシが食えるとは到底思えず、行く末はアイスランドと同じ運命を辿るんだろうな。
断っておくけど、だからってすぐに製造業なんかに着手してもすぐに結果が出るほどモノ作りは甘くないからねぇ。

ってわけで、ポンドも長期的には１００円割れてもおかしくもなんともないと。
ポンドは戻ったら売り、戻ったら売りの繰り返しで何度もウマーですな。



で、後はユーロ。

昨日のあのややこしい状態の時でも結局は１．２８は割れず。
目先は固そうに思うけど、これもすぐに市場のセンチメントは変わるから何とも言えません。

まあ、しばらくは１．２８割れに注意しながら少量をロングか。

でもまあ、目先はやっぱポンド売りが一番安心な気はするけどなぁ・・・・